青年就農給付金について思うこと

無事に国の会計検査が終わりまし。青年就農給付金にまつわる検査も今年で三回目。

初めて農家に直接支払われ補助金だけあって検査も厳しいみたいです。

毎回ながらトマト農家にとって忙しくなってくるこの時期に段ボールにイッパイの資料を用意していると確実に売り上げに響くので時期は少し考えてほしいと思ってしまいます。補助金をもらった以上仕方ないのは分かりますが新規就農者を増やす目的で行っているのか辞めさせたいのか段々分からなくなってきます。自分より後に新規就農した人は経済状況的に厳しくなるころだと思うのでこのようなところで応援してあげて欲しいです。

他にも検査した方がいい補助金があると感じるのは自分だけでしょうか。そのような補助金は絶対に新米農家はもらえないので調べる場所違うような、、、、

 

このようなかたちで頭のいい人に間接的にでも接しているといつも感じることがあります。それは議論を重ねていくと最終的に「種をまいたら翌日に作物ができる」というような理論になってしまうことです。お金の基本が「商売」をもとにしているのでお金がからむと仕方ないのでしょうがいつも不思議に感じます。4月に種を仕入れてお金が減ったのになぜ野菜を売ってお金を稼がないの?だからダメ農家赤字なんだよ。みたいな理論です。

読まれている方もそんな馬鹿なことあるかと思われるかもしれませんが長い議論をしているとこのような思考になっていきます。自分が研修に行った農家も畑にいる時はトマトの生産には半年かかるとしきりに言っているのに役場や取引先と話していると(特にお金の話の場合)いつの間に「種をまいたら翌日に作物ができる」理論になっていきます。おそらく自分も気付かないだけでそのような理論をぶちかましている時があると思っています。「毎年トマト農家は一年生」と言っているような年期の入った片でこのような思考にならない方もまれにおられますが数少ないです。

昨今はスーパーに行けば一年中同じような食べ物が手に入る時代なのでこのような思考回路が出来上がって来るのではないかと感じています。今日まいた種のトマトは半年後にしか食べられませんが誰かが半年前にまいた種のトマトは明日食べられます。「種をまいたら翌日に作物ができる」と錯覚してしますのだと思います。

これは人間の防衛本能のようなものなのだと考えています。食べ物がなくなると困るので明日の食料はあると本能的にこのような思考が出来上がってくるのでしょう。

そのほうが何でも速くなった時代には都合がいいのは現実です。ちょっとした現代の歪だと思うことでした。

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農業研修、生活編

農家の生き方を学ぶのも大事な農業研修の大事なことだと思います。

せっかく田舎に住んでいても田舎暮らしの楽しみかたを知らないともったいないです。

そんな方に今回はタケノコの楽しみ方を紹介したい思います。

タケノコはまず奇麗な水が流れているところの物が美味しです。

それからここが大切です。タケノコには雄竹と雌竹があります。

色が薄くて柔らかい雌竹絶品です。タケノコは雌竹を食べましょう。

ハウスの修理も大変だ

農業設備はいつもどっこか修理が必要な状態です。一周回って修理が終わるとまた最初のところが壊れているような状態なのでだましだまし使っています。

今回はビニールが裂けたので大々的な修理になりました。風が吹いてしまったのでてこずりましたがどうにか無事終わりました。

たまたま来た肥料屋さんにも手伝いただき感謝です。とっても助かりました。

 

田んぼに入ると季節を感じます。

田んぼの水は川から引いているので毎年温度が違います。今年は冷たいと感じないです。

いつもなら田んぼの水が温まるのに3日ぐらいかかりますが今年は1日で温かくなってます。日差しも強いのだと思います。

撮影中に足を滑らせて靴を濡らしても全然平気でした。もう春ですね。

トマト栽培の色々

毎年同じ栽培方法でトマトを同じように生産することは難しいです。

その年の様子を予測しながら栽培方法も変えていきます。

誘引方法だけでも、垂直摘心栽培、斜め誘引、Uターン栽培、低段密集栽培、つり下げ栽培、連続摘心栽培、など様々な仕立て方があります。

このほか栽培時期、肥料設計、トマトの品種などの要素を含めると無限大の栽培方法があると思います。その中から自然環境の変化や市場の変化に対応しながら

少しずつ変えていくので同じ栽培方法をすることは無いと言っていいと思います。

今回は王玉トマトの二本仕立て栽培に挑戦です。近年の苗代の高騰対策として二本仕立てにすることで苗代を半分にする効果があります。

さらに、病気に強い台木トマトを使用しているため初期の生育の安定が見込めると思います。

麻里布酒祭

麻里布酒祭でトマトを販売してきました。

お陰様で飛ぶように売れて完売です。仕事をした後はお楽しみのお酒の試飲。

野菜に合うお酒を探すため頑張って試飲しました。これも仕事です。

注意:お酒を飲んで撮影すると手ぶれがひどいですね。飲酒運転はダメ絶対です。

 

小松菜栽培中

今回撒いた小松菜は「はっけい」という品種でとても食べやすい小松菜です。

病気にもなりずらいので家庭菜園でお勧めできる品種だと思います。

寒い時期ですが成長も安定しています。あと二週間もしたら収穫開始できそうです。

葉物野菜は成長が早いので少し小さいと思うくらいから収穫しないとすぐに大きくなってしまいます。

これからの時期はすぐにおだって花が咲いてしまうのでご注意ください。