農業と自立

自立とはとても難しいと思う。現代社会ではレールの上にいれば給料はもらえるので生活的自立はできる。もちろんレールの上にいるのも難しいがここでいいたいのは精神的な自立のことである。

今までの農家は家族単位の小さな組織で生産をしてきている。頑固オヤジにバカ息子、肝っ玉母ちゃんと働き者の嫁さんという最強コンビで営まれてきた。小さい組織なだけにお互い補いながらも自分の仕事をガンガンこなす。人が少ないのでやらないといけないことが多く失敗も多い。だが補ってくれる人がいた。このような環境で生活していると自然と自立して行動できるようになる。精神的自立をするには最強の環境だと思う。

だがこのような家族組織が農業でも少なくなってきている。じっちゃん、ばっちゃんが80代で息子が60代というところが多くなってきた。そうなると自立する環境がなくなってしまう。

農業は自然との戦いになるので精神的自立は必要不可欠だ。農業法人は新たに農業を志す人に家族単位の小さな組織に変わる自立するための環境を整える必要があると思う。

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