農業と資本主義

農業の歴史は1万年もの歴史を持つ古い産業で、需要曲線と供給曲線が一致する均衡点におそらく最初に到達した産業だと思う。

農業界の今の現状だと均衡点では経営としては儲からない。そこで、需要を増やすか供給価格を下げるようにイノベーションを起こすことになる。小麦はここ50年ぐらいで単位面積当たりの収量は2倍ぐらいになっている。これにより供給曲線下がり需要と供給の差ができやっと儲けが出る。

近年の農業は設備産業と言わんばかりの固定費がかかる。設備産業は赤字でも固定費がかかるので生産し続けないといけない。生産を止めると固定費そのものが赤字額となるが、固定費より赤字が少なければ多少供給過剰でも生産することになる。

イノベーション続け供給過剰でも作り続けるこの問題に取り組まないといけない時代がすぐそこまで来ている。

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