農業とゲーム

YONESATAでは求人、研修生の募集の条件にゲーマーであることを上げています。
なぜゲーマーなのか?農業とゲームって関係なくね?と結構言われますが、関係あると思っています。

ゲーマーってどんなヤツだよ?という質問を受けますが、ゲームを愛して語ることができればゲーマーだと思います。

私自身がゲーマーであり、様々なゲーマーと共にプレイすることがある中で感じるのは、上手い人はたいてい頭の回転が速いということです。

ジャンル毎の違いはありますが、ゲームは場面ごとに状況が変化します。置かれている状況を把握し、取るべき行動を判断し、臨機応変に対応していく必要があります。上手くなるためには、繰り返し練習する根気も必要だし、システムを深く理解しようとする探求心も必要です。

慎重に進める必要のある場面では、繊細な指使いが求められるし、勝負どころでは一気に畳みかける大胆さも必要です。

翻って農民の立場から考えてみます。農業は天候や作物の状態が急激に変化することがあり、状況に素早く対応するため頭の回転の速さが要求されます。

ビニールハウスの中の1万本のトマト達は1本として同じ様には育たず、好きなように伸びていきます。手入れをする時は1本毎に違う彼らの状態を把握し、してあげる処置を判断し、臨機応変に対応していく必要があります。トマトは果菜類(実を食べる野菜)の中では栽培が一番難しいと言われていて、上手に仕立てるには根気強く繰り返す必要があるし、生態を理解しようとする探求心が必要です。

水に反応しやすい彼らに適度な量の水を少しずつあげる繊細さが求められるし、時には大胆にハサミを入れて切ってしまう必要もあります。

様々な理由を上げてきましたが、農業とゲームの関係を何となく納得していただけたでしょうか?
農民でゲーマーという特性(?)を活かした記事を上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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米本尚史
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