錬金術と植物とリアル

鋼の錬金術師を読んだことはあるだろうか、読んだこのとのない人のために説明すると母親を亡くした兄弟が母親を生き返らそうとして錬金術を行うが失敗し、勉強料として体の一部を取れれてしまい取り返すために旅を続けるという物語だ。詳しくは是非漫画やアニメを見て下さい。

この物語なのだが農業をやっているとよくできているなと思う部分がいっぱいある。この物語の根幹にある等価交換は植物を生産しているとイヤというほど思い知らされる、肥料に含まれている窒素、リン、カリ、カルシュウム、マンガン、・・・水に二酸化炭素など材料がありそこに大地の恵みと日光のエネルギーが加わり還元作用が行われ食料が出来上がる。さらに人の命は蘇らない設定になっているが植物も一度枯れたらもう戻ってこない。多すぎても少なすぎても等価交換できる量しか生産できない。書いていたらきりがないぐらい農業とかぶる部分多い。食物連鎖というか質量保存の法則と言えばいいのか自然界の法則がスッと体の中入ってくる感じだ。

最近知ったのだが鋼の錬金術師の作者は北海道出身で実家は酪農をやっている農業エリートだった。しかも女性、てっきり男性だと思っていた。なぜ知ったというとこの作者が百姓貴族という漫画を描いている。この本は農業を題材にした漫画なのだがリアルすぎる。相棒の米本は農業の現実が書かれすぎていて途中で心が折れてしまったぐらいリアルに書かれている。漫画なので面白く書かれているがリアルになると結構怖いのでこの話はまた今度書こう。新規就農される方は是非、農業貴族を読まれることをお勧めする。消費者の方にも読んでもらいたい。YONESATAでは教科書にしようと検討中だ。荒川弘さんマジリスペクトです。

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