巨大ススキを用いた休耕地の有効利用方法
貴重な休耕地の油田化に向けて
ジャイアントミスカンサスの栽培と収穫
ススキとオギの交配種であるジャイアントミスカンサスは栽培可能地域が広く日本中どこでも栽培可能です。肥料もいらないため一度植えれば15年以上継続的に栽培可能です。
毎年冬に乾燥した状態で収穫します。収穫するための機械は牧草用の物が代用でき、新規参入は簡単です。乾燥状態で収穫できるため乾燥工程もいらずそのままチップ化も可能です。
巨大ススキの活用実例
カーボンニュートラル燃料を用いた環境配慮型事業
- キャンプ場等のバーべキューの燃料
- 小型ガス化発電機による売電事業
- 温室ハウスの代替え燃料
- ペレットストーブによる暖房
ススキのままでも活用できます
- 茅葺屋根の材料
- 肥料として
バイオマス燃料の他国の現状
一時ブームになったバイオエタノールは食用トウモロコシを利用しています。トウモロコシは吸肥力が高く、痩せ地でも良く育ちます。しかし、その生命力が仇となり土から根こそぎ肥料分を奪い、世界規模で荒野が広がっています。食用を利用するため、価格の高騰を招き食料問題とも相性が良くありませんでした。
ススキは栽培可能な土地の制約が少なく休耕地を利用できるためそのようなことはありません。そのため、バイオマス先進国の北欧や欧米では普及が進んでいます。